2014年4月自家菜園の面積が倍になった

 先月記録的な大雪があり、その後に不順な天候が続いたため春の畑の準備が大幅に遅れてしまった。例年であれば3月中旬には種まきが済んでいる。昨年家庭農園で、新旧入れ替えや整理を含め大幅な畑替えがあった。今までのわたくしの持ち分の畑の面積は約6坪だったが、今回の畑替えでその倍の12坪になった。
 1坪は畳2枚に相当、12坪は倍の24畳、6畳の部屋4つ分に相当する。妻、義母、わたしの3人家族では十分の広さである。

 わたくしは車に同乗して畑へ行くので、畑作業は月に3回と決めている。そのため、毎日畑に行けないので、夏野菜に毎日収穫する胡瓜、トマト、豌豆、オクラなどをつくることができない。そこで、収穫時期が多少遅れてもより根菜類を主力にしている。

 今度の畑には、すでに昨年11月3日(文化の日)に玉葱の苗を110ケ植えつけた。今春2月に大雪がったため、3月に入ってから畑にゆくことができた。12坪の畑にもなるとシャベルで耕すのには半日以上かかる。みかねて畑代表世話役が小型耕運機でわたくしの畑を耕してくれた。さすがに機械の力は早い。ものの30分もかからない時間で耕してしまった。 

倍になった畑の作物の配置

今春の植付け順序
1 アスパラカス 
 家のベランダのプランターで育てていた苗、約10本位に株分かれしたもの
2 馬鈴薯
 共同購入した種芋10個を包丁で半分に割り、消毒用に切り口に灰をまぶし、小一時間日に当ててから、馬鈴薯用畝に約5㎝の深さの穴を掘り、切り口を下にして約30㎝間隔で植付けした。
3 根もの 
 大根、人参、小蕪
4 葉もの 
 春播きほうれん草、小松菜、からし菜、春菊
5 その他
 葱、モロヘイヤ

 シャベルもて 鋤きかへすこと 幾千ぞ 幹治


メートル法と尺貫法の換算
10,000平米( m2)=約1町(3,000坪)、1,000平米( m2)=約1反(300坪)、
100平米( m2)=約1畝(30坪)、10平米( m2)=約3坪

農業機械の威力
この小型耕運機は人間の5倍から10倍の仕事をしてくれる。これを使うと力の弱いお年寄りや女性でも農耕をすることができる。その昔、人類は農耕馬を使って農作物の収穫量を飛躍的に上げてきた。飛鳥から平安時代まで行われた班田収授制では、良民男子一人につき2反班給されていた。このことからも農耕馬を使っても男子一人あたり約200坪を耕すことが基準だったことが分かる。

現在、それが馬や牛に代わりエンジンを使った農業機械に代わった。日本の米作農家はせいぜい2町から大きくても10町程度の規模が、米国やオーストラリアでは、日本の約100倍以上の大規模農業を行っている。
その結果、日本では江戸時代に人口の8割以上が農民であったものが、現在人口1割以下で残りの9割を養うことができるようになった。地球温暖化で環境破壊の進行している中で、農業に限らずエネルギーを大量に消費する近代文明が、人類の将来にとって本当にこれで良いのかどうか懸念されている。