2013年11月八王子城跡の秋景色

10月23日(月)午前9時半、デジカメの仲間が八王子城跡駐車場に現地集合する。昨日は終日雨が降ったが、今朝はなんとか晴れた。

このところ、台風が次々の日本列島を襲う。台風26号が伊豆大島に甚大な被害をもたらした。東京・伊豆大島では16日午前8時20分までの24時間雨量が10月の平年雨量の2倍以上の824mmになって大規模な土砂崩れが起り、土石流が家屋や住民を押し流し多数の死傷者が出るなど大災害を引き起こした。続いて、台風27号、28号が本土上陸をうかがったが、幸いにして被害が少なかった。

気象庁は2013.8.25より「特別警報」の運用を開始した。大雨が降った場合、大雨警報が発表される。その後引き続き降水量が警報基準を大きくこえる場合、「特別警報」は数十年に一度の大雨になるおそれという表現が用いられる。
数十年に一度ということが最近多くなった。気象の激変に気象行政が追い付いていないということだろうか。産業革命以来、人類はエネルギーを大量消費して大量の「CO2」を放出してきた。そのツケが地球温暖化をもたらし、地球の定常状態を狂わし異常気象が頻発するようになったといわれている。一方、「地球熱機関」説で有名な槌田敦名城大学教授は地球温暖化「CO2」原因説に真っ向から反対している。どちらが正しいのだろうか。


さて、今回のデジカメ撮影のテーマは構図の学習である。絵の構図というものはなにデジカメ撮影に限ったことではない。構図の注意点について学習した点をまとめてみる。

黄金分割

画面の向きには縦横があるが、横を例にとると画面を縦横に三等分すると内側に四つの交点ができる。この分割を黄金分割という。絵の中になにか物・人を配置した場合、その交点に物・人を配置すると好ましい構図になる。二分割構図は避ける。二分割は画趣が上下のいずれかに二分されるため興趣が削がれる。

曲線構図
道路や川などに曲線を描いている場所がある。そんなところは変化があり、画趣が生まれやすい。人物や車など、遠ざかるより近づいてくるものが絵になる。人物や車などはあまり大きくしない。

人物配置
画面に人物が入ると絵に温かみがでる。点景に人物を入れる場合、あまりおおきくしない。できれば、人物の服装やリュック等は赤・青・黄の三原色が入ると見栄えがする。若い男女や子供、老夫婦は絵になる。中年男性、特に農協帽を被った人は絵にならない。

人物を撮る場合、なるべく肖像権侵害にならないように正面・近くからの撮影をさける。障害を持つ人・車椅子や祭りの屋台で営業している人の撮影は避ける。

予め計算した構図
構図に人・物・車、建物などを配置する場合、どこに焦点を当てるか、主と従の関係など予め考えておく。狙ったものがその焦点に入ってくるまで待つことが大切。歩きながら常に考え、どんな構図の絵になるか予想して撮る。

デジカメ特有の注意点
絞り優先
風景撮影の場合、手持ち撮影では一般的に絞り優先、F5.6を標準とする。三脚使用の場合、F7.5まで絞ってもよい。絞り込むと解像度が上がるがブレが生じやすい。できるだけズームを使わずに物体に約50cmまで接近して撮影する。(これ以上近づくと物体のピントが合わなくなる)

シャッター速度優先
明るい場所での動きの速い撮影に適応。夕方や夜間撮影は明るさに応じてシャッター速度を適宜切り替える)。夜間撮影は三脚撮影が原則。

ND使用 光量を減らせる。明るいところでの急流や滝の撮影の際に水滴が撮れる。暗いところでは使えない。

露出補正
雪の白、黄花など明るい場合にプラス補正。赤色・夕景色などを強調したい場合にはマイナス補正。

ホワイトバランス
通常はAWB(オートホワイトバランス)、曇りに設定すると赤色が強調される。

参考図